Be Pure, Be Fresh

ゲイの大学院生が日々を綴りながら,人としての生き方を考える

いとあはれなる再会

まずは近況。
ひと段落して、GW満喫しております。

 

まずは、はじめてゲイバーに行きました。

じじさんとの初リアルで、連れていっていただきました。

(じじさんとは共通の話題も多くて、なんだか初対面な感じがしなかったです)

 

新奇事象が苦手なので、ちょっと緊張して行ったのですが、じじさんがとてもやさしくリードしてくださり、楽しく過ごすことができました。

また行きたいです。どなたか一緒に行ってくださいm(_ _)m

 

その後は、ココロによく効く秩父に行き(写真はそのときの)、景色と食べ物を満喫したりなどして過ごしています。

(西武のCM、とてもよいんですよね、すっかり策略にはまりました。ちちんぶいぶい!)

 

日ごろがんばるためには、たまにはこういうリフレッシュも必要よね。

 

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===
さて、今回の本題です。

 

もう1か月ほど前のことになりましたが、高校の友人の結婚式に出席してきました。

そこで、告白して以来会えていなかった親友Tと、8年ぶりに再会しました。

 

結論から言うと、とくに気まずいわけでもなく、会ったら意外とすんなり話ができました。

というか、やりとりが昔のまんま。「そうそう!この感じ!」という、懐かしさ。

 

実はめちゃくちゃ緊張していったのですが、杞憂でした。よかったよかった。

というのも、1年前くらいにも同級生で集まる機会があったのですが、カミングアウト済みで僕とTとの関係を知っている友人伝いで、Tは僕に会いたくないためにそのとき参加しなかった旨を聞かされていたのです。

だから、Tも相応の覚悟をもって来たものと推測しました。

 

式が終わって、帰り道、また2人きりになる時間が10分ほどありました。

もう、本当に、夢のような時間でした。また会えるなんて思ってなかったですし。

 

そこでは、主にお互いの仕事の話をしました。

理系の彼は、大手に就職して機械設計の仕事をしているそうです。

ものづくりのプロ、ああかっこいい。

(そんな彼の話を聞いて、僕はものはつくれないけど、国民の健康のためにがんばろうと思いました。笑)

 

実直で、芯の強いの彼のこと、やっぱり好きでした。

もちろん、なにか発展があるなんてことは期待してません。

でも、連絡先も交換してくれて、彼とまた友達に戻れたようです。

本当に、うれしかった。どれほど、この日を待ち望んだことか。

いとあはれなり。

 

彼は地方勤務、僕も夏に近くまで行く予定があるので、そのときにまた会おうという話もしました。

また彼に、胸を張って会えるように、後ろ指を指されないようまっとうに生きていきたいと思います。

 

===

編集後記。

 

彼と会うのは実に8年ぶりでしたが、とてもそんなブランクは感じられませんでした。
とはいえ、よく考えると、8年という月日は長い……。

8年前の当時、まだ民主党政権で、なんと鳩山内閣の時代です。

今日までの間に、スマートフォンが普及したり、スカイツリーができたり、夏のオリンピックも2回終わったりしているわけです。

 

高校卒業時なので、当然まだ未成年だったわけですが、「もうアラサーだね」なんて話もして。お互い歳とりました。

「Tはアラサーになってもかっこいいよ!というかむしろ大人の魅力が増してすてきだよ(*´∀`*)」

などと、こころの中で叫んでいるのでありました。

めざせスライドマスター

山、超えました。

博士学位にちょっとだけ近づくことができたみたいです。

 

あー、こころが軽い~!とても軽い!

 

この度の審査、年明けてくらいからなんとなくこころの重荷になって、この1か月くらいはひたすら重たい石のようにこころを塞いでいた案件だったのです。

審査資料の準備も膨大でしたが、そんな中に新しいお仕事も始まり、その準備も並行してやらなくてはならず、結局すべてぎりぎりになってしまいました。

 

理想は2週間前にすべて完成して、ちゃんと練習して指導教授にも指導をもらって、といは思いつつ、実際にはそれとは程遠く。

毎日、目の前のものを片付けるのに必死で、 「あとあれもこれも残ってる」なんてひとたび思うとつらくなりました。

 

そして、研究やってますけど、論理的思考、どう考えても弱い。

 

もともと音楽をやっていたので、大学生くらいまでは、「感性」という言葉がやたら好きで、考えるよりも感じること大事!みたいなことを謎にモットーとしていたような気がします。

そういうふうに生きてきたので、指導教授からの論文指導や、発表の質疑での難しい質問など、なかなかうまくかわせません。

 

博論では、大きな論展開をすっきりまとめなくてはいけないので、この1か月くらいは自分のダメさにひたすら向き合わされました。

もう何度もめげそうになりましたが、絶対に投げ出したくはなかった。

 

その心理的支えになっていたのは、「プロになりたい」という思いでした。

これも音楽をやっていた経験が大きいですが、「プロ」として高い技術をもち、人とは違う次元のことができる、ということに強い憧れを抱いてきました。

それもあって、専門家を目指したわけで、だからこそ、ここで負けたらプロじゃないなと。

 

「プロになりたいんだろ!」と自分を奮い立たせてみると、自分なかなか単純なんですね、生粋の文化部男子で根性論は苦手なはずなのに、「負けませんっ!!」とか思って意外とがんばれるのです。

 

こんな僕ですが、若干のこだわりをもっていることがあります。

それは、プレゼンのスライド作り。

 

さらっと表面がきれいなものをつくるのではなく、まじで中身を分からせるスライドにこだわっているつもりです。

今回も、いくら自分の中で論が通ったって、審査の先生方に伝わらなきゃ意味がないので、ここが勝負でした。

実際にはラスト3日でスライドを作らないといけない状況に追い詰められましたが、これまでの発表で使ってきたものを活かしつつ、入魂のスライドを作り上げました。

 

苦しくて苦しくて仕方がないんですが、振り切っちゃうと楽しくなってくるんですよね。笑

スライドの神、舞い降りてきてね?みたいな。1枚1枚が作品です。

 

いやーしかし、前日もまだ作っていたので、本当にぎりぎりの綱渡りでした。

でも無事に終わって、本当に肩の荷がおりました。

質疑は相変わらずのだめだめ答弁でしたが、発表そのものは理解してもらえたっぽい。

重たい石を背負って山を超えた後の喜びは、ひとしおです。

 

すでに働いている院の先輩や後輩たちが、僕の山超えの前後に、わざわざ励ましや労いのメッセージをたくさんくれたのもうれしかったです。

昔から学校嫌いで、未だに研究室嫌いとかふてくされたようなことたくさん言ってますが、周りの人には恵まれてきました。

たくさんいるわけではないですが、友達は大切にしたいです。

 

しばらくまともに遊べてなかったので、だれかと遊ぶのが楽しみすぎてうずうずしていまして、GWはちょっと羽を伸ばそうと思います。

1か月分くらいの気力や体力、使い果たした感もあるので、さすがにちょっと休みたいし。笑

今日も朝からしんどかったっす……!

 

とはいえ、審査はまだ続きますし、新しい研究も含めやることはまだ山積みなので、休みを使って少し進めなきゃです。

実は新しいお仕事もスライドを使って人にレクチャーするものなので、まだまだパワポとにらめっこする日々は続きそう。かくいう今日もそうでした。

研究発表とは対象が違うので、また難しさが違うようで。

 

スライドマスターへの道は長いです。

 

逃げるは確かに役に立つ場合もあるのですが、プロになりたかったので、今回は逃げずにがんばりました。

 

醸しましょう、有望感。

分からせましょう、研究内容。

 

 

 

編集後記

 

ブログは編集作業、伴いませんが、ちょっと憧れてます。編集後記。

 

山を超えたうれしさに、ゲイ要素のない、まったく需要のなさそうな記事を書いてしまいました。

でも、ブログを書くという行為の効用は人それぞれだなあと実感します。

僕の場合は、それこそ筆記療法的な、頭の中のものを外在化して、整理するという側面が強いような気がします。

 

さて、「マスター」というと今生きている世界では基本的に修士のことを指します。

僕も今は修士号です。

でもやっぱり、〇〇マスターといえば、ポケモンマスターですよね。世代ど真ん中ですもの。

ということで、「めざせポケモンマスター」という初代主題歌をもじった今日のタイトルでした。

 

が、しかし、スライドマスターってこれやんww

などと、1人言葉遊びして楽しんでいたのでした。

 

スライド番号入れるとき、いつもお世話になってますっ!

 

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ポップ・ステップ・カミングアウト

近況

今日の朝。

ブログLINEに入れていただきました。
実はそれなりに勇気のいることだったんですが、入れていただけてうれしいです。

自分ひとりではできなかったけど、じじさんが熱心に誘ってくださったおかげです。
ありがとうございます!


今日の昼前。
指導教授から論文のありがたいご指導(ダメ出し)をいただきました。お先真っ暗。


今日の午後。
論文つらすぎて手がつかない。
いろんな人の過去のゲイブログを読み漁る(仕事しろ)。

そこで、筆記療法を導入。
言葉にしたドロドロした気持ちたちがフレーズに乗って躍動し始める。楽しい。

てか先のブログ、文字情報だけだとただのうつ日記ですねすみません……。
この楽しいフレーズたちをみなさまにお届けしたい。そう願ってやまない。

ちなみに、今もまだ脳内再生中。


今日の夕方。
第2の指導教授的存在の小ボス(先輩)に論文の相談。
このときも楽しいフレーズたちが頭の中を駆け巡る。
つらいつらい言いながらヘラヘラ笑ってる。ただの気持ち悪いやつ。

小ボスの指導は相変わらず的確で、一筋の光。

早速あらためて書いてみる。
あら不思議。すらすらと論が整う(整ったつもり)。

頭の中のフレーズとの相互作用で、完全に楽しくなる。

というわけで、とにかく大急ぎで投稿したい論文はおおむね書きあがりました。
と、あたまのわるい僕は勝手に思っています。

今度また指導教授に再チャレンジ。どうなることやら。


結論:筆記療法最強。と思ったけど、実は小ボスのアドバイスが大きかった。

いつもいつでも要因は1つじゃありませんね。相互作用大事。


===
本題

結論から言いますと、後輩にカミングアウトしました。

楽しく論文を書き上げて、研究室に残ってた後輩女子と流れで行ったインドカレー屋で。
ナンが好きなんす。

 

前からこの子なら話してもいいかなと思っていたのですが、話すつもりは全然なかったのです。

その子は年上彼氏持ちで、そんな話になったので、ああおれも年上の方がいいのよねと。

どんな女性がタイプなんですかという問いに、濁してしまった。

でもそのとき、論文回避で読み漁っていたゲイブログのカミングアウト記事を思い出す。

もう言ってしまおう。普通に言えるでしょ。
そう思ってましたが、いざ言葉にしようと思うと、苦しい。

カミングアウトしてる方々はすごいなあと、つくづく思いました。

後輩も何かを察したのでしょう、一旦話の流れを変えてくれました。

そんなこんなでいろいろ話しましたが、またタイプの話に。

そわそわくねくね明らか挙動不審な人になってましたが、顔見てると言えないので、メガネを外す。
乱視がひどくてメガネがないとよく見えないのを利用して。

 

いやー、おれもいろいろ人に言えない悩みもあってね。
実は、ゲイなんすよ。

 

こんな感じだったかな。

後輩もびっくりはしてたけど、なんかよかったと言ってくれました。
別れ際には、今日でかるかんさんのこと10倍好きになりましたと。うれしゅうございます。自己肯定感up。

自分なりのリスクアセスメントは通過してたんだとは思うけど、この基本的信頼感を育んでくれた両親や周りの友達に感謝したよね。
自分、わりと人のことは信頼できるみたい。

まだ何人かはカミングアウトしたい人がいるので、またチャレンジしていこうと思います。

 

しかし、数えてみるとカミングアウト、5年ぶりでした。
闇の院生生活に突入してから、そんな余裕なかったもんなあ。

とはいえ、今も余裕ないやんとまたまたセルフツッコミ。
それだけ大人になったんでしょうね。

今までだったらこのどん詰まりにどん詰まったタスクの山、耐えられなかったもん。

 

===
雑感

帰りの電車に乗りながら、記事を書いてました。
それでも書き終わらず、家に着いたら、コーヒーを飲みながら、録画しておいたSONGSのユーミン回を再生。

 

そしたら、大好きな「Hello, my friend」が。しみる。

歌詞からイメージが膨らむというよりは音色やメロディの方からイメージを膨らましていくタイプなのですが、僕には先の記事で書いた親友Tと重なって仕方なかったんですね。

例の結婚式の件も早くブログに書きたいのですが、こちらはまた今度。

 

いいから仕事しろと、またミニかるかんが言っている。
今日はブログを書きたかったんだ。許して、ミニかるかん。

 

ブログLINE加入でホップして、筆記療法でステップして、勢い余ってカミングアウトまでしてしまった今日でした。

いやー、いい1日でした。

筆記療法!!!

をやってみた〜

 

===

ああ無理。もう無理。無理すぎる。
つらい。つらいよ。ただつらい。

この1週間、あといくつ、
タスク片付けれりゃいいんですの?
論文仕上げて、スライドも、
指導もらえる時間がない。

あれこれあれこれ頭には、
あるが片づく気配がない。

ああ耐え難い。耐え難い。
これぞまさに、つらみの極み。

そんなに頭も良くなけりゃ、1番ないのは体力です。
たいした踏んばり利きません。それでどうすりゃいいんですの。

寝ないでできりゃいいけれど、おれにはとてもできやしない。
だれか助けて。お頼み申す。

もう無理。もう無理。もう無理や。
スパッと諦めてしまいたい。

どんなにがんばりやったって、審査超えられにゃ水の泡。

つかれた。つかれた。つかれたよ。
ただひたすらにつかれたよ。

===

 

たぶんやり方は間違ってる。

途中で頭の中で筆記内容が歌詞と化し、フレーズに乗って再生されて楽しくなってきた。

 

意外と余裕あるやんというセルフツッコミ。

 

やり方間違ってようと、気持ちが楽になればいいんです。

カタチじゃなくて、実をとらなきゃね。


というわけで、外在化成功。したのかな?笑


さて、ブログに書きたいことはいっぱいあります。

だかしかし書く余裕がない。


というか、書いてる暇があれば作業しろというミニかるかんに支配されている。

今日はその支配を破りました。たまには大事よね。


山場はもう少し。がんばります。

アンビバレントな感情

おはようございます!

記事を書いてたら寝落ちしてしまったかるかんです。


4月になりました。なってしまいました。

実は、学位審査で最初の山を迎える月なのです。

がんばって乗り切りたいと思います。


さて、来週、高校の友人(Mとします)の結婚式に出席することになっています。

1年生、2年生のときに同じクラスで、卒業後もよくあそんでいました。


実はこの度の結婚式、前回の記事で書いた初恋の相手、Tも出席するらしい……。


MとTは高校のクラスもずっと一緒、大学も一緒で、とても仲がいいのです。

だから、Mからご招待いただいた時点でこうなる気はしてたのですが、Mは僕にとってもいい友人なので、断るのも忍びなく(>_<)


とはいえ、前回書いた通り、Tとは、8年前に告白した日から1度も会っていません。


どんな顔して会えばいいんだろう。

笑って会うことができたらいいな……。


1週間後に迫ってきてしまっているのにどうしたらいいのか正直わかりません。

なにかできることがあるわけじゃないのかもしれないけど。


でも実は、告白記念日(3月25日)の前日、Tと会う夢を見ました。

夢の中の彼は、僕を笑って迎えてくれました。

僕の大学合格を祝ってくれた、あのときのように……。


もう会いたくない、そう思うのですが、やっぱりちょっとだけ会いたい。

でも、実際に会うのはやっぱりこわい。


こんなアンビバレントな感情を抱えて過ごしている今日この頃です。

告白記念日

こんばんは(^^)


前回は長々と書いてしまいましたが、読んでくださった方、ありがとうございましたm(_ _)m


今日は、どうしてもこの日に書きたかった、僕の高校の時代の恋について書きたいと思います。


---

忘れもしない、8年前の3月25日、僕は親友に告白をした。


その相手は、高校の同級生、T。


同じ部活で、クラスも2年間同じだった。


Tのことは最初から好きだったわけではない。はじめて彼を見たときには、かっこいいとか、好きとか、そんなことは思わなかった。でも、なんとなく仲良くなれる気がした。


部活での彼の担当はトランペット。経験者ではなかったが、花形楽器を見事に勝ち得ていた。


家が同じ沿線にあったため、部活帰りは一緒に帰っていた。


はじめて僕がTのことを好きだと感じたのは、1年生の9月。文化祭の後片付けで、1日行動を共にした日だった。


それまではなんとも思ったことはなかったのに、別れて家に戻ったとき、感じたことのないようなさみしさが僕を襲った。


初恋だった。


でも、当時の僕は、これが恋だとは薄々自覚しつつも、それを認められてはいなかった。


だけれど、またTと一緒にいたい、その思いは強かった。


2年生も同じクラスだったので、部活と合わせてTと同じ空間にいることは多かったが、唯一2人きりになれるのは、部活終わりの帰り道。


たったの10分程度だったが、これが毎日の楽しみだった。


たまには、部活終わりに楽器屋に行ったり、休みの日に遊んだりも。


いつもより長く2人でいられるこの時間は、いつも以上に楽しくて、そのときのことは未だによく覚えている。


ときにはケンカすることもあった。でも、それはお互い本音で付き合えていることの裏返しに感じられていた。


だからこそ、僕にとってTは「親友」だった。


そんな生活が一変したのは、3年生になったとき。彼は理系、僕は文系だったので、クラスが違うことはそもそも決まっていた。


そして、5月には部活も引退となり、部活に一緒に帰ることはできなくなった。


同じ空間にいること自体もなくなってしまったのだ。


この日が来るのをずっと恐れていた僕だったが、やっぱりつらかった。


戻ってはこない過去の日々を頭に思い浮かべながら、僕の中に1つの決意が生まれていた。


それは、卒業のタイミングで、彼に想いを伝えること。


目指す道は違っていたので同じ大学になることはないが、きっと高校を卒業しても一緒に遊ぶことはできるだろう。


でも、このままTにうそをついていていいのだろうかと思った。


それに、たまにしか会うことができないことに、当時の僕は耐えられる自信がなかった。


だったら、想いを伝えて白黒つけたい、そう思った。


受験期が終わり、Tに久しぶりに会えたのは、部活の追い出しコンサートの練習のとき。


そのときは、僕は第1志望校に決まり、彼は大学に2志望校の結果待ちという状況だった。


Tには僕が合格したことを伝えていなかったが、他の友達づたいで聞いたようで、Tは「おめでとう」と言ってくれた。そのときの彼の笑顔は忘れられない。


その日は、久しぶりにTと一緒に帰ることができた。受験もあり、モノクロだった日々が一気に色付いたように、楽しい時間が蘇った。とにかくうれしかった。


でもそんな時間は束の間で、追い出しコンサートはすぐに終わった。


僕はいよいよ、Tに、話があるので時間がほしいと頼み、彼は僕の願いを受け入れてくれた。


迎えた、3月25日、この日は冷たい雨が降っていた。昼ごろにTの地元で待ち合わせをした。


彼は浪人が確定したところだったが、いつもと変わらない様子だった。


どこか人の少ないところで話したいと伝え、店を探したが、どこも大勢の人がいてなかなかは入れず、結局、街をひたすら一緒に歩いた。


何を話していたのかは、正直さっぱり覚えていない。


いよいよ空も暗くなってきてしまい、ついにその瞬間はやってきた。


彼の家からほど近い、人気のない場所で、僕は彼に伝えた。


「実は、同性愛者なんだ。ずっとTのことが好きだった。」


Tは動揺していた。はじめてみた表情だった。


それでも彼は、絞り出すようにこう言ってくれた。


「親友であることは変わらないから。」


この言葉を残して、冷たい雨が降る中、彼は帰っていった。


Tと会ったのは、それが最後だった。それから8年経った今も、1度も会えていない。


卒業して1年後、彼が無事に第一志望校に合格したことを聞いて、メールを送ったと記憶している。


でも、彼からの返事はなかった。


さらに数年後に、彼にアドレス変更のメールを入れたが、不達になってしまった。


今でも高校の仲間で会うこともあるが、いつもTか僕のどちらがいない。


高校時代に僕が唯一カミングアウトをして、Tへの想いも伝えていた友人がおり、気を利かせてくれている。


それでも、その友人以外には、僕がゲイであることは知られていない。


Tは未だに、アウティングしないでくれている。これには本当に感謝しかない。


告白することがなければ未だにTに会うことができていただろうが、僕自身は伝えることができてよかったと思っている。


数年間は引きずってはいたが、伝えてスッキリできたのだ。


そして、これから僕がゲイとして生きていくうえで、1つ殻を破ることができたイベントだったと思う。


だから今日は、「告白記念日」。


一方で、僕はTに重荷を背負わせてしまったように感じている。想いを伝えたときのTの表情は忘れられない。


だから今後、ノンケを好きになってしまっても、相手のことを考えたときには、僕は告白できないと思う。


最後に。


T、本当にごめんね。でも大好きでした。輝く青春の想い出をありがとう。


あれから8年経ちましたが、僕は元気にやっています。あなたの幸せを、心から祈っています。

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また長文になってしまいましたm(_ _)m

拙い文書にお付き合いくださり、ありがとうございました。


僕もいつか、ちゃんとお互いを好きでいられる人と結ばれたらいいなと思います。


ではでは!

かるかんの恋の話(2)

こんばんは(^^)

かるかんです。


今日は、僕の最近の恋の話、続きを書きたいと思います。


前回書いた通り、Bさんとは、家に泊めてもらったりしてとても楽しい時間を過ごせていた反面、次に遊ぶ約束をしないと不安ということの繰り返しでした。


研究の面でも一緒に活動することが増えていたので、その打ち合わせをしたいという名目で約束をしていました。


実際に研究の打ち合わせも必要なのですが、段々と、Bさんと一緒にいたいという僕の下心が先行してしまってきてました。


でも、僕の提案にBさんはいつも同意してくれて、毎週のように一緒にいる時間をつくってもらっていました。


そんな状況で迎えた去年のGW前の時期、前日にはBさんのお家に泊めてもらい、翌日も研究関係で丸1日Bさんと一緒にいました。


その夜、僕はGW中に日帰り旅行に行くことをおねだりしました。


するといつもやさしいBさんは表情を一変して、こう言いました。

「かるかんはいつも自分の利になることしか言ってこない」と。


頭から冷水をかけられるような思いでした。

まったくその通りで、なにも言い返す言葉もない。


そして、ショックだった。 


そのやりとりが終電間際だったので、僕は結局終電を逃してしまい、Bさんは疲れている中に家まで車で送ってくれました。


その道中、僕がすっかり落ち込んでしまったために気まずい空気が漂いながらも、実際には一緒に研究を進める必要もあったので、これまで通り研究も遊びも一緒にさせてほしいと伝えました。


するとBさんは、「かるかんはもっと他の人とも遊んだ方がいい」と言いつつ、Bさんは続けて「でもかるかんは、僕がいいんだよね」と、理解を示してくれました。


なんとか仲直りできて、やさしいBさんは、なんとGW中に日帰り旅行に行ってくれたのです。僕は遠慮したのですが、Bさんはせっかくだから行こうと。


この一件を通して、また改めてお互いのことがよくわかったというか、雨降って地固まるといったところで、日帰り旅行では、これまで以上に信頼関係を感じられて、楽しい時間を過ごせました。


それからしばらくも毎週のように一緒にいる時間をもつことができていたのですが、7月ごろから遠回しに断られるようになってしまいました。


その理由は、「仕事が忙しくてきついから、早く家に帰りたい」とのこと。


そう言われてしまったら仕方ないのですが、一緒にいられないさみしさや、「次はいつ一緒にいられるんだろう」という不安ばかりが溢れて……。


8月に1度泊めてもらったのを最後に、Bさんの家に泊まりには行けていません。遊びに行くこともめっきり減りました。


しばらくはつらかったです。少しでも一緒にいるとかえってつらくなってしまうので、むしろBさんを避けてしまうことすらありました。


その後、地方の学会出張で一緒になる機会があり、そのときに何人かで飲んだときにわかったのですが、どうやら断られ始めたころから、Bさんの彼女がBさんの家の近くに引っ越してきたようでした。


この話を契機に、僕は少し諦めがつきました。それなら仕方ないと。僕はBさんと付き合っているわけじゃないし、彼女には敵わない。


でも、ちょっとだけ付き合っているような錯覚を味わわせてもらいました。


文章力がなくてあまり上手く伝えられませんでしたが、こんな経緯を経て、未だにBさんを好きな気持ちはありますが、少し落ち着ていられるようになりました。


一方で、Bさんとのかかわりを通して、僕は少し変わることができたように思います。


Bさんとは一緒に遊んで楽しんだり、つらい大学での生活を共感したり、ときには自分勝手だと怒られたり、お互いのさまざまな面を知るたびに信頼関係を深めていくことができました。


そして、お互いをよく知って理解し合うこと、心が通う感覚を持てたときのうれしさを実感しました。


自分勝手な僕でしたが、これを通して、出会う人のある一面だけを見て相手を判断するのではなくもっといろいろな面を知ろうとしていこう、もっと相手のことを思いやれるようになろうと、少しだけですがそう思えるようになりました。


そして、Bさんと築くことができたような信頼関係を感じられる人を増やしていきたいとも思うようになり、これがこのブログを立てる理由の1つになりました。


さて最後に、少し話は変わりますが、未だに、僕と2人でいるときは、Bさんは彼女の話をしてくることはありません。僕が聞かないからかもしれないけど、聞いたとしてもあまり多くを話そうとはしません。


また、7月ごろに遊びを断られ始めたとき、Bさんは彼女のことを理由に出しませんでした。


たぶん、Bさんは、僕がBさんのことが好きなことに気づいてるんじゃないかと思います。


僕を傷つけないないようにしてくれている、そう感じることが多いのです。


そして、僕がゲイであると薄々気づいていても、Bさんは変わらず僕に接してくれます。


このことを通して、Bさんへの恋が実ることはないけれど、「自分はゲイとして生きていっていいんだ」と、Bさんは僕にこうも思わせてくれました。


僕自身がゲイとしての自分を認められるようになってきたのだと思います。


かといって、僕はBさんには告白することはしないと思います(これは、過去の経験によるものなのですが、詳細はまた明日書きたいと思います)。


ゲイであることはいつか明かすかもしれません。でも、好きなのですとは、僕には言えません。


昔だったらこのままうそをついてるのは嫌とか感じていたかもしれませんが、たぶん好きなことはわかって接してくれてるし、今の関係はとても心地よいです。


最近は、泊まりには行きませんが、また少しBさんと遊ぶことが増えてきました。


でも、今はBさんに楽しんだり、リラックスしてもらえたりしたらいいなと思えるようになり、次はいつだろうとか不安に思うことはなくなりました。


僕を思いやってわがままを聞いてくれていたBさんに、今度は僕が恩返しをしたいのです。


これからも、お互いのよき理解者である友人でいたい、そう思います。


拙い文章ですみませんm(_ _)m

読んでくださってありがとうございました。


ではでは(^^)