Be Pure, Be Fresh

ゲイの大学院生が日々を綴りながら,人としての生き方を考える

告白記念日

こんばんは(^^)


前回は長々と書いてしまいましたが、読んでくださった方、ありがとうございましたm(_ _)m


今日は、どうしてもこの日に書きたかった、僕の高校の時代の恋について書きたいと思います。


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忘れもしない、8年前の3月25日、僕は親友に告白をした。


その相手は、高校の同級生、T。


同じ部活で、クラスも2年間同じだった。


Tのことは最初から好きだったわけではない。はじめて彼を見たときには、かっこいいとか、好きとか、そんなことは思わなかった。でも、なんとなく仲良くなれる気がした。


部活での彼の担当はトランペット。経験者ではなかったが、花形楽器を見事に勝ち得ていた。


家が同じ沿線にあったため、部活帰りは一緒に帰っていた。


はじめて僕がTのことを好きだと感じたのは、1年生の9月。文化祭の後片付けで、1日行動を共にした日だった。


それまではなんとも思ったことはなかったのに、別れて家に戻ったとき、感じたことのないようなさみしさが僕を襲った。


初恋だった。


でも、当時の僕は、これが恋だとは薄々自覚しつつも、それを認められてはいなかった。


だけれど、またTと一緒にいたい、その思いは強かった。


2年生も同じクラスだったので、部活と合わせてTと同じ空間にいることは多かったが、唯一2人きりになれるのは、部活終わりの帰り道。


たったの10分程度だったが、これが毎日の楽しみだった。


たまには、部活終わりに楽器屋に行ったり、休みの日に遊んだりも。


いつもより長く2人でいられるこの時間は、いつも以上に楽しくて、そのときのことは未だによく覚えている。


ときにはケンカすることもあった。でも、それはお互い本音で付き合えていることの裏返しに感じられていた。


だからこそ、僕にとってTは「親友」だった。


そんな生活が一変したのは、3年生になったとき。彼は理系、僕は文系だったので、クラスが違うことはそもそも決まっていた。


そして、5月には部活も引退となり、部活に一緒に帰ることはできなくなった。


同じ空間にいること自体もなくなってしまったのだ。


この日が来るのをずっと恐れていた僕だったが、やっぱりつらかった。


戻ってはこない過去の日々を頭に思い浮かべながら、僕の中に1つの決意が生まれていた。


それは、卒業のタイミングで、彼に想いを伝えること。


目指す道は違っていたので同じ大学になることはないが、きっと高校を卒業しても一緒に遊ぶことはできるだろう。


でも、このままTにうそをついていていいのだろうかと思った。


それに、たまにしか会うことができないことに、当時の僕は耐えられる自信がなかった。


だったら、想いを伝えて白黒つけたい、そう思った。


受験期が終わり、Tに久しぶりに会えたのは、部活の追い出しコンサートの練習のとき。


そのときは、僕は第1志望校に決まり、彼は大学に2志望校の結果待ちという状況だった。


Tには僕が合格したことを伝えていなかったが、他の友達づたいで聞いたようで、Tは「おめでとう」と言ってくれた。そのときの彼の笑顔は忘れられない。


その日は、久しぶりにTと一緒に帰ることができた。受験もあり、モノクロだった日々が一気に色付いたように、楽しい時間が蘇った。とにかくうれしかった。


でもそんな時間は束の間で、追い出しコンサートはすぐに終わった。


僕はいよいよ、Tに、話があるので時間がほしいと頼み、彼は僕の願いを受け入れてくれた。


迎えた、3月25日、この日は冷たい雨が降っていた。昼ごろにTの地元で待ち合わせをした。


彼は浪人が確定したところだったが、いつもと変わらない様子だった。


どこか人の少ないところで話したいと伝え、店を探したが、どこも大勢の人がいてなかなかは入れず、結局、街をひたすら一緒に歩いた。


何を話していたのかは、正直さっぱり覚えていない。


いよいよ空も暗くなってきてしまい、ついにその瞬間はやってきた。


彼の家からほど近い、人気のない場所で、僕は彼に伝えた。


「実は、同性愛者なんだ。ずっとTのことが好きだった。」


Tは動揺していた。はじめてみた表情だった。


それでも彼は、絞り出すようにこう言ってくれた。


「親友であることは変わらないから。」


この言葉を残して、冷たい雨が降る中、彼は帰っていった。


Tと会ったのは、それが最後だった。それから8年経った今も、1度も会えていない。


卒業して1年後、彼が無事に第一志望校に合格したことを聞いて、メールを送ったと記憶している。


でも、彼からの返事はなかった。


さらに数年後に、彼にアドレス変更のメールを入れたが、不達になってしまった。


今でも高校の仲間で会うこともあるが、いつもTか僕のどちらがいない。


高校時代に僕が唯一カミングアウトをして、Tへの想いも伝えていた友人がおり、気を利かせてくれている。


それでも、その友人以外には、僕がゲイであることは知られていない。


Tは未だに、アウティングしないでくれている。これには本当に感謝しかない。


告白することがなければ未だにTに会うことができていただろうが、僕自身は伝えることができてよかったと思っている。


数年間は引きずってはいたが、伝えてスッキリできたのだ。


そして、これから僕がゲイとして生きていくうえで、1つ殻を破ることができたイベントだったと思う。


だから今日は、「告白記念日」。


一方で、僕はTに重荷を背負わせてしまったように感じている。想いを伝えたときのTの表情は忘れられない。


だから今後、ノンケを好きになってしまっても、相手のことを考えたときには、僕は告白できないと思う。


最後に。


T、本当にごめんね。でも大好きでした。輝く青春の想い出をありがとう。


あれから8年経ちましたが、僕は元気にやっています。あなたの幸せを、心から祈っています。

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また長文になってしまいましたm(_ _)m

拙い文書にお付き合いくださり、ありがとうございました。


僕もいつか、ちゃんとお互いを好きでいられる人と結ばれたらいいなと思います。


ではでは!